待機児童問題を解消する保育ママになるには

保育ママとは、自宅で3歳未満の子どものお世話をする家庭福祉員のこと。待機児童数0を目指す取り組みの一つとして、行政では保育所の新設の他に、保育ママ事業を実施しています。保育所に入所したくても、保育所が満員で入所できない待機児童問題を解消する為の方法として保育ママが話題になっています。これからの社会で需要が高まりつつある、保育ママについて紹介します。

保育ママになるには

各自治体の行政規定の研修を修了して、保育ママバンクに登録することが必要になります。
以前は「保育士や看護師などの資格を持っていること」や「現在子育てをしている6歳未満の就学前児童がいないこと」などが、保育ママになる条件として必要でしたが、2010年4月からその規制も緩和されて、現在では資格を持っていない人でも認定研修ち基礎研修を受講すれば、保育ママになることが可能になりました。

自治体によって条件が異なる場合があるので、自分の住んでいる地域の保育ママ事業について確認することが必要です。一例として大阪府大阪市の保育ママ事業の概要を載せておきます。

大阪府大阪市の保育ママ事業の概要(平成25年度)
利用児童 ・大阪市内に居住する生後6か月から3歳未満の児童
・保育従事者(保育者及び補助者)と3親等内の親族関係にない児童
施設の利用定員 1か所5人または10人
利用日・利用時間 月曜日?土曜日 午前7時30分?午後6時30分のうち8時間
利用料 大阪市が定める額
保育室の環境等 ・保育は保育者の自宅又は、保育の実施のために借り上げた保育室等
・保育室の面積は16.5平方メートル以上。(定員10人の場合は、33.0平方メートル以上)
・2部屋以上に区画されている場合は、保育室全体が見渡せること。
・保育を行う専用の部屋を有し、児童の安全が確保されていること。
家庭的保育者の業務 ・低年齢児の保育
・良好な保育環境の確保
・利用料の徴収並びに運営に必要な経理及び労務事務
・保育従事者の雇用及び管理・指導
・利用者等への保育の内容等に関する情報提供
・関係法令及び行政からの指導の遵守
・月次報告書の書類作成及び提出
運営費 利用児童1人に対して、月額104,400円(基本委託料)
※委託料は(基本委託料から利用料〔大阪市が決定する額〕を差し引いた額)
賃借料 児童の定員が5人の場合 月額上限80,000円(10人の場合は月額上限160,000円・100,000円を超える部分は1/2)
※賃借料は、保育実施場所を賃借する場合のみ
施設管理経費 月額60,000円(児童の定員が10人の場合のみ)
開設準備金  開設前に定められた保育用品の購入にかかる経費のうち、200,000円を上限として交付します。

ファミリーサポートセンターとの違いは?

ファミリーサポートセンター(略称は「ファミサポ」)は都道府県の各市町村で実施されている「相互援助組織」です。「援助を受けたい」と思う依頼会員と、「援助を行ないたい」と思う提供会員がファミリーサポートセンターに登録して会員になります。

ファミサポは保育ママ事業に比べて、提供会員になるための条件が少ないです。
? ファミリーサポートセンター事業を実施している自治体の地域に住んでいること。
? 子どもの送迎や、自宅で子どもが預かれるなど、依頼内容に対応できること。

提供会員は活動するために必要な講習を受ける必要がありますが、上記二つさえ満たしていれば提供会員になることができます。

また支援対象となる子どもの年齢は生後3ヶ月?小学校6年生までと、保育ママよりも対象範囲が広いのが特徴です。ファミサポは有償ボランティア的な面が強く、1時間800円前後の利用料金を提供会員に支払います。保育ママでは月額の利用料金が家庭の取得によって大きく異なります。

保育ママで活かせる資格

保育ママになるのに必要な資格は特別ありませんが、保育士の資格があれば保育ママ事業の基礎研修を受講するだけで、保育ママになることができます。保育士は国家資格ということもあり、親御さんからの一定の信頼を得ることもできるでしょう。

また3歳未満の子どものお世話をすることになるので、ベビーシッターやチャイルドマインダーの知識や技術を持っていると、それらが役立つ機会は多いです。保育ママで大切なのは「人の子どもを預かることに対して責任をもって行なえる」や「子どもの面倒をきちんと見られるだけの知識や経験がある」ということ。資格云々よりも、保育ママとしての心構えや育児経験が必要になってくる仕事です。

カテゴリ:ベビーシッターの資格とは